こんにちは、足立区綾瀬の歯医者「新井歯科医院」院長の新井です。
5月に入り、ようやく春らしい陽気となってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
一方、新型コロナウィルスの影響で、皆さんもできる限りのことを実行されていることと思います。
3月号でも触れましたが感染を予防するためには、免疫力を高めることも重要となります。
奇しくも5月31日は「世界禁煙デー」。1989年に世界保健機関(WHO)が制定しました。
タバコには、3大有害物質(ニコチン・タール・一酸化炭素)をはじめ二百種類以上の有害物質や五十種類以上の発がん物質が含まれています。
国内外の研究によって、喫煙は肺がんに限らずほとんどの部位のがん要因になると言われおりがんの他にも脳卒中や心疾患などの循環器疾患、喘息などの呼吸器疾患更に糖尿病、早産や歯周病など、さまざまな病気の原因にもなります。
歯周病に関して言えば、喫煙は歯周組織(骨や歯肉)を激しく破壊し、歯の寿命を短くします。
そして喫煙者は非喫煙者と比べ、歯周病治療や外科治療後の治りが悪いこともわかっています。
何よりも喫煙は全身の免疫力をも低下させます。
WHOの公式HPでも新型コロナウィルス予防に関して、してはいけないことの一つとして「喫煙」が記されており、同事務長も「タバコは吸わないで。喫煙は、あなたが新型コロナウイルス感染症になった場合、重症化するリスクを高めます」と述べています。
私も20代の頃タバコを吸っていた時期があり、自力で絶った経緯があります。
今は、保険適応で内科や循環器科にて禁煙治療もできますので、これを機にタバコを吸われている方は新型コロナ対策のためにも禁煙されるのも良いかもしれませんね。
それでは今月もよろしくお願いいたします。