こんにちは、足立区綾瀬の歯医者「新井歯科医院」院長の新井です。
暑さ厳しい8月に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか?
我が家では新型コロナ情勢を鑑みて実家への帰省を取りやめ、今年は都内で粛々と過ごすことになりました。
ところで8月26日は「マザーテレサの日」です。
1910年のこの日彼女は生まれ、貧しい人々のために身を捧げた人生をたたえるために制定されました。
マザーは当時のユーゴスラビア共和国に3人兄弟の末っ子として生まれ、20代で修道女(シスター)として活動し、インドのカルカッタで上流階級の子女達に地理や歴史を教えていました。
しかし、マザーの目にはいつもカルカッタの貧しい人々の姿が映っていたといいます。(私もインドを訪れたことがありますが、インドの貧富の差は日本の比ではないと感じます。)
そしてついに38歳の時に修道院を出て、インドのスラム街でホームレスの子供達を集め「青空教室」を始めたり、路上で倒れて死を迎える人達を連れてきて世話をするホスピス「死を待つ人の家」を開設します。その後も各国へ訪問し奉仕活動を続け、1979年にはノーベル平和賞を受賞しています。
また彼女は日本にも3度訪れています。彼女はその時「どうして日本人たちは不幸な同胞たちを見捨てているのでしょうか。日本は物質的に豊かになったとしても、精神的に豊かになったといえるのでしょうか」と述べています。また「愛は家庭から始まる」とも言っています。
改めてマザーテレサの言葉を思い出し、利他愛の精神で過ごしたいですね。
ちなみにマザーテレサは普段カレーやナンなどインドの貧しい人達と同じものを食べていましたが、好物はチョコレートで、歯医者さんに虫歯に気を付けるよう注意されたこともあったそうです。
聖女と呼ばれた彼女にも、とてもおちゃめな一面があったかと思うと少し親近感がわきます。
当医院の待合室にも、マザーテレサの「日々のことば」という書籍がありますので、興味のある方はお手に取ってみてください。
それでは今月もよろしくお願いいたします。