こんにちは、院長の新井です。
11月に入り、朝晩の冷え込みも増してきておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
11月19日は“いい息の日”です。
お菓子メーカーで知られる明治が、ガムを噛んできれいな息を推進するために制定されました。
昨今、新型コロナの影響でマスク着用が日常化し、ご自身の口臭に気付かれる方も多いようです。
しかしある調査によると、日本を訪れた外国人の約70%以上が「日本人の口臭が気になった」と回答しています。(オーラルプロテクトコンソーシアム調べ)
日本人は清潔できれい好き、というイメージもあるかと思いますが、実は口臭に関しては他の先進国よりも意識が低いといえます。
理由の一つとして、ハグや挨拶代わりのキスなどの文化が無いことにより口臭に気付きにくく、結果として口腔衛生管理の意識が低いことが挙げられます。
事実、予防歯科先進国のアメリカやスウェーデンでは、80%以上の人が普段から定期検診を受診しているのに対し、日本ではわずか2%ほどです。
お口の悪臭の一つとしてメチルメルカプタンという物質があります。
この物質は歯周病の進行と共に増加することがわかっており、卵の腐った臭いで知られる硫化水素よりも10倍以上強い臭気を放ち、悪臭予防法や大気汚染法でも規制物質として指定されているほどです。
口臭予防には、定期的な検診による歯周病予防(歯のクリーニングや歯磨きチェック)が欠かせません。
これを機に是非マスク着用だけでなく、口臭予防のためにも定期検診を日常化していただければ幸いです。
今月もよろしくお願いいたします。