こんにちは、院長の新井です。
10月に入り、心地よい秋へと季節が移り変わりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
10月16日は「世界食糧デー」で世界の食料問題を考える日として、1981年に国連が制定しました。
特に飢餓、極度の貧困、栄養不良を解決していくことを目的としたもので、
世界ではすべての人が食べられるだけの食料は生産されているのに、10人に1人が十分に食べられていません。
日本でも取り組みが行われており、学校や企業でもチラシやポスターによる啓発活動が実施されています。
私たちが身近に考えられる問題として「フードロス」があります。
本来であれば食べられるはずだったにも関わらず、捨てられてしまう食べ物が日本では年間600万t、
これは1人当たり毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てている計算になるそうです。
特に日本のような先進国では「食べ残し」や「賞味期限切れ」など消費段階で捨てられる食べ物が多いのが現状です。
「食べ残し」に関しては、想像力を働かせて食べきれる分量の購入・注文に努めること、「賞味期限切れ」問題に対しては、食品企業が賞味期限の年月表示化や期限延長などに取り組み始めています。
こうしたことは、広い目でみれば食料資源の有効利用や地球温暖化の抑制にもつながっています。
食欲の秋だからこそ改めて“食”について考え、一人ひとり幅広い視野を持って行動したいものですね。
それでは季節の変わり目、体調を崩しやすい時期でもありますので、十分気を付けてお過ごしください。
今月もよろしくお願いいたします。