日本ではチャームポイントとしても捉えられる八重歯ですが、医学的に見れば決して良いものではありません…。
八重歯=尖っている歯ではない?
生えている位置に異常がある歯のことをいう
乳歯が永久歯に変わる時などに、特定の歯が他の歯に重なるようにしてズレて生えてしまうことがあります。このように、生えている位置に異常がある場合を八重歯といいいます。
その中でも、犬歯が八重歯として生えてしまうことが多いため、「犬歯=八重歯」というイメージが付いてしまっているのです。
八重歯はデメリットだらけ?
歯磨きがしにくい事
【ヨーロッパ】八重歯はドラキュラ、悪魔のイメージがあるため忌み嫌われており、八重歯は矯正するのが一般的。
【アメリカ】矯正などで歯に対してお金をかけることが、社会的なステータスと結び付けられる。
【中国】地域によっては、「虎の牙」を連想させるとの理由で嫌われるという。
八重歯は海外ではNG?
チャームポイントといわれるのは日本だけ
諸外国では尖った歯は獣や悪魔などを連想させる…!?
- 遺伝による叢生や上顎前突、下顎前突。
- 骨の発育障害が部分的に現れることによる顎の変形。
- 指しゃぶりによる開咬。(前歯がかかみ合わない。)
虫歯を治療しない、抜けたままの歯を放置した状態が続くと、歯が正常な位置から移動して、歯並びやかみ合わせが悪くなる。
八重歯の治療について
二種類の方法
八重歯とその付近の歯を抜歯し人口の歯に差し替える
矯正をしなくても治すことができる
デメリット
歯の中でも大切な役割を持つ犬歯を抜いてしまうと見た目の変化や、他の歯の負担が増してしまう事もあるため注意が必要。
矯正
【全体矯正】歯並び全体を矯正することで八重歯を正しい位置に収める。健康な歯を抜歯する事も少なく、八重歯を抜歯するよりも噛み合せが正しくなる。
デメリット
矯正に費用や時間がかかってしまうこと。
【部分矯正】歯を少しずつ削ってスペースを作ることで八重歯の解消をはかる。
デメリット
全体矯正よりも矯正期間が短縮されるが、歯を削ってしまうと元に戻らない。