歯磨きの必要性
最大の目的はプラーク(歯垢)を落とすこと
プラークは生きた細菌の塊で、むし歯・歯周病などの原因になるが、歯と同じような乳白色をしているため、注意して磨かないと磨き残してしまう。
さらに、水に溶けにくく、歯の表面に粘着しているため、うがいでは取り除くことが不可能。
歯磨きによって、このプラークを取り除き虫歯や歯周病などにならないようにすることが大切。
歯ブラシの選び方
3つのポイントを注意して選ぶ
- ヘッド(ブラシ部)はコンパクトなもの
- 持ち手(柄)はまっすぐ
- 毛の硬さはふつう~やわらかめ
歯ブラシの交換時期。
歯ブラシの交換の目安は、1カ月に1回位。
口内には、約300種類の細菌がいるといわれており、その細菌が歯磨き後の歯ブラシに付着している。
歯ブラシを後ろから見て、毛先が見える程広がっている場合は清掃効率が落ちているため交換する様に。
歯ブラシの動かし方
3つのポイントを守る
【毛先の当て方】歯と歯肉の境目、歯と歯の間に当てる。
【磨く時の力加減】150~200ℊ位の軽い力で磨く。
【動かし方】5~10mm位で小刻みに1~2歯ずつ磨く。
口の状態に合わせた歯磨きを
【前歯の裏側】
歯は丸くカーブしているので歯ブラシを横から当てるだけでは当たらない部分があるため、歯ブラシを縦に当てて磨く。
【凹凸歯並び】
歯ブラシを横から当てるだけではへこんでいる部分に毛先が当たりにくいため、凹凸している歯1本1本に歯ブラシを縦に当て、毛先を上下に細かく動かして磨く。
【歯と歯肉の境目】
(歯周病予防・改善に効果的な磨き方は)歯と歯肉の境目に45度の角度に当て、細かく前後に動かして磨く。
うがいはできるだけ少なめに!
歯磨き粉の効果を流さない
市販されている歯磨き粉の9割以上にはフッ素が入っているなど、歯磨き粉の中には多くの成分が含まれています。
国によっては歯磨き時に『うがいをするな』と言われているぐらいです。
日本人の習慣には合わないかもしれませんが、さまざまな有効成分を口の中に停滞させずに出してしまうのはもったいないです。
歯磨き粉を使用して歯を磨き終えた後、口の中に残っている歯磨き粉を吐き出すことなく、約10~15mlの水を含んで数十秒間のうがいをする。それ以外にうがいはせず、その後2時間ほどは飲食を控えることが、歯の健康に良いという。
歯磨きの方法については、歯の形、歯の状態によってさまざまあるのでかかりつけの歯科医へ相談してみよう。