口唇ヘルペスってどんな病気?
唇やその周辺に出来る小さな水ぶくれ
ほとんどが再発型
起こる原因は単純ヘルペスウイルス。
感染力が強く、直接的な接触の他にウイルスがついたタオルやグラスなどを介しても感染する。
特徴は、最初に感染して免疫を獲得すると、その人に抗体ができても、機会があれば再感染や再発を繰り返す。
大人にみられる口唇ヘルペスのほとんどが再発型で、年1~2回の再発を繰り返す。
口唇ヘルペスはこんな症状!
3つのポイントを注意して選ぶ
皮膚の熱感やかゆみなどの症状を伴い、半日程度で口の周りが赤く腫れてくる。この時期は患部でのウイルス増殖が活発になる。
感染後期の症状
腫れが2~3日続き、水ぶくれができる。
回復期の状態
かさぶたができて治っていく。
体調の良し悪しなどで症状の程度は異なるが、潜伏期から後期までの段階を経て2週間程度で回復に向かう。
回復期の状態
大人になって初めて感染し発症した場合、症状は重くなる傾向にある。水ぶくれが、口の周りだけでなく口の中、喉元までに広がり重症化すると、水泡があごのライン辺りまで及ぶケースも・・・・!
口唇ヘルペスは再発する!
再発の仕組
体の抵抗力の低下に注意!
口唇ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスは、一度感染すると、症状は治っても頭部にある三叉神経節という太い神経の集まっているところにもぐりこんで住み着いてしまう。
普段は活発に活動することができず、神経節にじっとしていて症状も現れない。
単純ヘルペスウイルスは再活性化してしまう!!
増殖したウイルスは神経細胞の中を通って、唇やその周りに移動し発症する。
感染させないための注意!
日常生活で気をつけること
再発をおさえる
食事は栄養のバランスを考えて摂り、適度な運動習慣をつけ、基礎体力を高めておく。ストレスは溜め込まず、適度な息抜きを心掛け、精神面の健康も保つように!
他人との接触に注意!
相手が抗体を持っていて抵抗力がある場合には、発症しないか、発症しても軽症で済むが、新生児や免疫機能が低下している方などの場合には、重症化しやすいため、特に注意が必要。患部に触れた後は手を洗い、食器やタオルなどの共有は避けるようにする。
それでも再発してしまったら、日頃の食生活を見直してください。
- お食事の時間は規則的ですか?
- お酒は適量ですか?
- 主食、主菜、副菜が揃ったお食事ですか?