歯を投げる
「投げる・保管する・活用する」3つが基本
上の歯は縁の下へ、下の歯は屋根へ向かって投げるのは、歯が生えてくる方向であるため。
次に生えてくる永久歯がまっすぐ、丈夫な歯の成長を願い、健康であるように縁起をかついだもの。
最近の住宅事情では、マンションなど集合住宅に住んでいる人も多いため、昔のように歯を投げることができなくなってきています。その場合、抜けた歯を見た後に処分したり保管する方など様々です。
デザイン豊富!乳歯ケースで保管
自宅で保管する方法
記念として残すだけであれば、歯についている血液分などをよく洗ってから、自然乾燥させればOK。消毒までする必要はない。へその緒のように脱脂綿にくるんで保管するか、専用ケースを使用すると良い。
乳歯は20本あるので、まとめて保管するとどの歯が何だか分からなくなってしまうため、歯の位置が分かるようなケースを利用すると良い。
欧米では抜けた歯を記念に保存する習慣があるため、海外製の保管ケースはかわいいものが多い。
再生医療に活用される
歯髄細胞バンクに登録
歯の中には、歯髄細胞というものがあり、さらにその中には幹細胞と呼ばれるものがある。この幹細胞は、細胞の種といわれており、失われた組織や機能を回復させる『再生医療』に役立つ。
歯の中にある幹細胞のすごいところ
- 抜いた乳歯や親知らずから採取できるので、身体への負担やリスクがない。
- 細胞の増殖能力が高いので、短期間でたくさんの幹細胞を得ることが出来る。
- 硬い歯に覆われているため、幹細胞の遺伝子に傷がつきにくい。
- ガンになりにくい歯髄細胞から採取するので非常に元気。
・・・など
※歯髄細胞バンクについては歯科医にお問い合わせください。
お金と交換?
Tooth Fairy(トゥースフェアリー)
Tooth Fairy(トゥースフェアリー)とは、欧米で言い伝えられている歯の妖精。
抜けた乳歯を枕の下に置いておくと、子供たちが寝ている間にやって来て、歯をコイン(お金)に交換してくれると言われている。
歯が抜けるだけでも誇らしいことなのに、さらにTooth Fairyがお金までくれるため、子供たちは大喜び。歯が抜ける日が待ち遠しい・・・・・!
もちろん、歯をお金に交換するのは親の役目。
「Tooth Fairyは白くて綺麗な歯を集めているから、ちゃんと歯磨きしようね」と、親たちはこのストーリーを使って、子供たちの歯磨きを応援するのです。