歯が痛くなった・・・
だけど年末年始に歯医者さんがお休み!?
そんなときにご参考下さい。
症状別の応急処置
水がしみる
歯周病などが原因で、歯肉がやせ象牙質が露出したためにしみる
知覚過敏症の場合、常温もしくはぬるま湯でゆすぎ、知覚過敏用の歯磨き剤を用いてプラークコントロールをする。
噛むと痛む
歯髄炎がさらに進行した状態、もしくは神経を取った歯の根の先に炎症が生じた状態(歯根膜炎)。
鎮痛剤を服用するか、冷やして痛みが和らぐようであれば冷やす。
歯茎が腫れている
歯肉炎や、歯が生えてくる時の周りの歯肉や、親知らずの周りの歯肉が腫れる状態(萌出性または智歯周囲炎)。
口腔内の清潔を保つようにする。
軽症の場合は自然治癒することもある。
歯痛を和らげるツボ
緊急の痛みに!
承漿 (しょうしょう)
歯痛と、歯が痛いときの歯茎の腫れをやわらげるとされるツボ。
場所:下唇と顎の間で、中央のくぼんだところ。
押し方:歯を噛みしめた状態で親指又は中指で、ギュ~ッと強めに3~5秒間、5回ほど押す。
合谷(ごうこく)
さまざまな症状を癒す万能ツボ。
「熱を排出する作用がある」ことから、歯の炎症をやわらげるといわれる特効ツボ。
場所:手の人差し指と親指の骨が合流するところからやや人差し指よりにある。押したとき、痛みや刺激を感じるところを探して。
押し方:やや人差し指側に向けて、少し強めに2~3分ほど揉み続ける。
子供の場合
日頃の保護者の観察が大事
・大人に比べると歯と歯の隙間があるので、食べ物のカスなどが入りやすい。歯茎を傷つけないようにブラッシングをして清潔にする。
・永久歯に生え変わる時期は、乳歯と両方が生えており歯のブラッシングが行いにくく、口内が清潔にできないことで痛みがさらに増す恐れがあるため、保護者は特に注意が必要。
・小児用の鎮痛剤を飲ませたり、歯が痛む側の頬を適切に冷やす。
日頃から子どもの様子を観察し、親子で虫歯の予防をすることが大切です。
やってはいけないこと!
痛い歯を触る
より痛みが増してしまう可能性もある。
指だけでなく舌でも触らないようにする。
触れる際は歯の周りにある汚れをできる範囲で取り除く程度に。
飲酒・喫煙
痛みに対するストレス発散のつもりでも、和らぐことはなく、刺激する成分もあるため逆効果。
運動・入浴
体温が上昇し、さらに血液循環が活性化し、その血流が神経を圧迫するので、痛みが悪化してしまう。入浴の際は、ぬるめのシャワーで済ますように。
後日必ず歯科医の治療を受けることが必須。
応急処置だけでむし歯をこじらせてしまうのは危険。
痛くなってすぐに治療を受けるのと、何日も応急処置だけで済ませているのとでは、あとの治り方が全く違います。