猫の歯
猫の歯の種類
切歯・犬歯・臼歯に分類されている。
成長
生後3週頃から乳歯が生え始め、7週頃までには生え揃う。その後、人と同じように乳歯から永久歯に生え変わる。
歯周病に注意
7～8歳のシニアになると、歯茎からの出血や、歯がグラグラする、抜けるなどの症状が見られる。その他、強い口臭やよだれ、痛みによる食欲低下、鼻水、くしゃみ、顔の腫れや膿が出るなどの症状が起こることもある。
犬の歯
犬の歯の種類
切歯・犬歯・臼歯に分類されている。
成長
猫とほぼ同様に生後3週間頃から乳歯が生え始め、7週頃までには生え揃う。その後、人と同じように乳歯から永久歯に生え変わる。
虫歯よりも歯周病になりやすい
口内がアルカリ性のため虫歯菌が繁殖しにくく、歯が尖っていて、人の臼歯のようにくぼみに虫歯菌がたまりにくいことなどから、人と比べて虫歯になりにくい。逆に口内がアルカリ性ゆえに、歯垢が石灰化して歯石になりやすく、人よりも歯周病になりやすい。
ペットの歯磨き
まずは慣らすことから
最初は口の周りに触れることから始め、少しずつ慣らしていく。歯ブラシは歯の根元部分に対しておよそ45度の角度で当て、小刻みに揺らすようにして磨く。
歯に残った食べ物のカスは1週間程で歯石になるため、2～3日に一度は磨くようにする。
人用の歯磨き粉の使用は？
人用の歯磨き粉の中には、「キシリトール」が配合されているものがある。キシリトールは人の歯のケアによいと言われているが、万一犬が大量摂取した場合、インスリンが大量に分泌されることで低血糖症になり、命に関わることがあるとされているため使用しないこと。
もしも噛まれたら…！
応急処置と対処法
動物に噛まれたら、とにかく水をかけて洗い流す。水道水を出しっぱなしにして、患部に5分以上流水をかけること。
出血している場合も、まずは流水をかけ、なお血が出てくるようであれば、患部の圧迫を行う。清潔なガーゼやタオルを使い患部を抑えて止血して病院へ！
心配される感染症の例
【破傷風】噛まれた箇所が赤くなる、全身のひきつけなどの症状。
【パスツレラ症】感染してから30分～1時間後に激痛を伴う腫れ、皮膚の炎症などの症状。
無症状で済むことがあるが、免疫力が落ちているときは注意が必要。
大切なペットがどんなウイルスを持っているのか・それにはどんなリスクがあるのかをきちんと理解し、もしもに備えて対処法を知っておきましょう。