携帯用歯ブラシの持参を
捨てられる歯ブラシを減らす
プラスチックは暮らしに欠かせない素材であるが、海洋汚染など様々な環境問題の原因にもなっている。使い捨て歯ブラシもその一つ。
清潔に保つ保管法
【使用後の手入れ】
毛先を流水でよく洗い、軽く水をきってからふき取りケースにしまう。携帯用のケースは通気穴のあるタイプの製品が良い。
【自宅に持ち帰ってから】
改めて流水で根元の部分などをよく洗い、水を良くきって、風通しの良い場所に置き、十分乾いてからケースにしまう。
企業や自治体での取り組み
「ハブラシ・リサイクル」
歯ブラシ製造企業による「ハブラシ・リサイクル」は個人・団体などの単位で事前登録すれば参加可能。登録した自治体では公共施設などで回収ボックスを設置し、使用済みの歯ブラシを回収している。
回収の際の注意点
・歯ブラシはよく洗って乾かすこと。
・掃除に使用した歯ブラシも回収可。
回収出来ないもの
・使い捨て歯ブラシ
・電動歯ブラシの本体、付け替えブラシ
・天然毛 (豚毛・軟毛などの歯ブラシ)
歯ブラシのリサイクルで…
植木鉢
回収された歯ブラシは破砕後、機械に投入・溶解処理され、プラスチック商品の原材料ペレットとなり、 植木鉢に生まれ変わる。
新しい歯ブラシへ!
あるリゾート宿泊施設運営企業では、使用済み歯ブラシをリサイクルする仕組みを構築した。回収した使用済み歯ブラシを分離および粉砕、ペレット化し、これまで廃棄されていた年間100万本以上の歯ブラシを、新しい歯ブラシの原料として再利用することを可能にした。
竹製の歯ブラシ
ネット通販などで入手可能
スーパーなどではあまり目にしないが、ネットで検索すると、天然の素材を生かした様々なデザインの商品が見られる。価格も300円くらいからと意外にもリーズナブル。
保管方法
自然素材ゆえにカビの発生に注意が必要なため「湿気」と「水気」に気を付けることがポイント。
交換と廃棄
交換時期の目安は3~4か月。燃えるゴミとして廃棄できるが、コンポストのある場合は堆肥化も可能。(ブラシ部分がナイロンの場合ははずす事。)