意識したい歯ブラシの持ち方
2つの基本的な持ち方
鉛筆を持つように握って持つ
手のひらで握るように持つ
歯磨きの基本である「軽い力で磨く」「小刻みに動かして磨く」ためには、歯ブラシは軽く持つことが大切。
力が入りすぎてしまう場合は
「1~2週間で歯ブラシの毛先が開いてしまう」
「歯科医院で歯磨きに力が入りすぎていると言われる」という方には「ペングリップ」がおすすめ
ペングリップで磨く時のコツは、「ワキを締める」こと。こうすることで、歯ブラシを持つ手が安定して磨きやすくなる。また、歯ブラシのハンドルにはいろいろな形のものがある。ペングリップで磨くには、鉛筆のように丸みを帯びた形のものが適しているため、選ぶ際の参考に!
歯磨きにかける時間
必要な時間
一般的には、毎食後3分間の歯磨きが推奨されている。
28本(親知らずをいれると32本)の歯の汚れをしっかり落とすためには、丁寧に磨くとなると3分間ほどかかる。
1日のうち1回しか歯磨きできないという場合でも、その1回にしっかり時間をかけて歯磨きができれば、すぐに虫歯や歯周病になる可能性は低いと考えられる。
日本人の平均歯磨き回数と時間
歯磨きの平均回数で最も多いのは、1日2回という回答。所要時間で多いのは「1回1~3分未満」というデータもあり「1日3回3分間」には、満たない人も多いようである。
歯磨きの後は
歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけでは取れにくい。歯磨きの後はフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃用具でケアを!
歯磨きのタイミング
歯磨きは食後3分以内に
食後直ぐの口の中は多量の細菌が存在する。放置しておくと、糖質が歯垢中の細菌に分解され、虫歯の原因になってしまう。
場合によっては口をすすいでから
食後すぐに歯磨きをしない方が良いという説もある。これは酸性の強いものを摂った後すぐは歯の表面が、わずかに溶けた状態になっており、歯ブラシで傷付けてしまう心配があるためである。歯磨きの前に口をすすぐ様に。
大切なのは就寝前と起床時
口の中に食べカスや歯垢が残ったまま寝てしまうと、それらを餌にして細菌が増殖し、虫歯や歯周病になるリスクが高まる。
就寝中は唾液の分泌量が減り、口腔内は乾燥しやすくなる。起床後は、乾燥した口の中で、唾液で流されにくくなった常在菌が活発になり、細菌が増加した状態になっている。
歯磨きのポイント
奥歯から磨き始める
奥歯は食べ物が溜まりやすく、虫歯になりやすい。奥歯から順番に前に向かって磨くのが一般的。
磨く順番によって異なる効果
例えば、最初に前歯を磨く場合、奥歯にたどり着く前に手が疲れてしまい、奥歯の汚れがしっかり取れない可能性がある。
歯ブラシの当て方、動かし方、力加減