歯磨きを正しく!

すべては患者さんのために 当医院はさまざまな取り組みで再治療や悪循環治療からあなたの大切な歯を守ります。arai-dc.net

新井歯科医院(足立区綾瀬)

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足立区綾瀬の歯医者「新井歯科医院」の歯の豆知識

毎月8日は歯の日と歯ブラシ交換の日として、1997(平成9)年にサンスターにより制定されました。年末年始に歯ブラシを新しくする予定の方も多いと思います。今回は改めて歯ブラシの持ち方や歯磨きの仕方を考えてみましょう。
歯

意識したい歯ブラシの持ち方

2つの基本的な持ち方

ペングリップ
鉛筆を持つように握って持つ



パームグリップ
手のひらで握るように持つ



歯磨きの基本である「軽い力で磨く」「小刻みに動かして磨く」ためには、歯ブラシは軽く持つことが大切。

力が入りすぎてしまう場合は
「1~2週間で歯ブラシの毛先が開いてしまう」
「歯科医院で歯磨きに力が入りすぎていると言われる」という方には「ペングリップ」がおすすめ

ペングリップで磨く時のコツは、「ワキを締める」こと。こうすることで、歯ブラシを持つ手が安定して磨きやすくなる。また、歯ブラシのハンドルにはいろいろな形のものがある。ペングリップで磨くには、鉛筆のように丸みを帯びた形のものが適しているため、選ぶ際の参考に!


 

歯磨きにかける時間

必要な時間
一般的には、毎食後3分間の歯磨きが推奨されている。
28本(親知らずをいれると32本)の歯の汚れをしっかり落とすためには、丁寧に磨くとなると3分間ほどかかる。

1日のうち1回しか歯磨きできないという場合でも、その1回にしっかり時間をかけて歯磨きができれば、すぐに虫歯や歯周病になる可能性は低いと考えられる。

日本人の平均歯磨き回数と時間
歯磨きの平均回数で最も多いのは、1日2回という回答。所要時間で多いのは「1回1~3分未満」というデータもあり「1日3回3分間」には、満たない人も多いようである。

歯磨きの後は
歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけでは取れにくい。歯磨きの後はフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃用具でケアを!

 

歯磨きのタイミング

歯磨きは食後3分以内に
食後直ぐの口の中は多量の細菌が存在する。放置しておくと、糖質が歯垢中の細菌に分解され、虫歯の原因になってしまう。

場合によっては口をすすいでから
食後すぐに歯磨きをしない方が良いという説もある。これは酸性の強いものを摂った後すぐは歯の表面が、わずかに溶けた状態になっており、歯ブラシで傷付けてしまう心配があるためである。歯磨きの前に口をすすぐ様に。

大切なのは就寝前と起床時
口の中に食べカスや歯垢が残ったまま寝てしまうと、それらを餌にして細菌が増殖し、虫歯歯周病になるリスクが高まる。

就寝中は唾液の分泌量が減り、口腔内は乾燥しやすくなる。起床後は、乾燥した口の中で、唾液で流されにくくなった常在菌が活発になり、細菌が増加した状態になっている。


虫歯治療についてはこちら→ 虫歯治療

歯周病治療についてはこちら→ 歯周病治療

 

歯磨きのポイント

奥歯から磨き始める
奥歯は食べ物が溜まりやすく、虫歯になりやすい。奥歯から順番に前に向かって磨くのが一般的。

磨く順番によって異なる効果
例えば、最初に前歯を磨く場合、奥歯にたどり着く前に手が疲れてしまい、奥歯の汚れがしっかり取れない可能性がある。

歯ブラシの当て方、動かし方、力加減

毛先を歯面(歯と歯肉の境目、歯と歯の間)にきちんとあてる。



毛先が広がらない程度の軽い力(150~200g)で磨く



小刻みに動かす(5~10mmを目安に1~2歯ずつ磨く)