こんにちは足立区綾瀬の歯医者、新井歯科医院です。
皆さんは食事中、唇の裏や舌を噛んでしまい痛い思いをしたことはありませんか?
今回は意外と知られていない、口の中を噛んでしまう原因などについてふれてみたいと思います。
口の中を噛んでしまう原因
ストレス、疲労
通常は、口の中を噛まないように歯と口の動きが無意識に連動しているが、ストレスなどにより神経障害が起こり、口の中がうまく動かせなくなることが生じる。
また、ストレスが原因で口の中を噛むことが癖になってしまうことも。
口腔内の筋肉のたるみ
加齢、あまり口を動かさない、噛む回数が少ないことによって生じる。
噛み合わせ
歯の治療や抜歯などによる口内環境の変化で、歯と口の連動が上手くいかなくなる。
あごの異常
顎関節症により、あごのズレが起きている場合、頬の内側を噛みやすくなる。
噛まないための対策
ストレスを軽減させる
趣味や軽い運動、入浴などでリラックス。
ガムを噛んで脳を活性化させる。さらに噛みごたえを求める場合、糖分が気になる場合はスルメもオススメ。
表情筋を鍛える「笑顔体操」
大きく上下に口を開け、10秒数える。
そのままの状態で口角を横に引き10秒数える。
口を閉じ、同様に口角を横に引き10秒数える。
同様の状態で、口角を下に引き10秒数える。
同様の状態で、口角を上げ10秒数える。
笑顔の状態を作り10秒数える。
毎日1回続けてみましょう
もし、噛んでしまったら・・・
1.ビタミン等、充分な栄養の摂取
噛んでしまった箇所が炎症を起こし、口内炎になることを防止。
2.刺激のある食べ物を避ける
炎症を起こしてしまった患部に、さらに痛みを感じさせてしまう。
3.口内の衛生状態を保つ
雑菌の繁殖を防ぐ。うがいの回数を増やすことが効果的。通常よりも丁寧な歯みがきを心掛ける。
4.入浴と充分な睡眠
睡眠中には、傷を治す力がある「成長ホルモン」が多く分泌される。
入浴により快眠効果も高まり、ストレスの解消にもなる。
一度噛んだ場所は何度も噛みやすい?
噛みやすい所に頬の粘膜の腫れが発生してしまっているため、必然的に何度でも噛みやすくなってしまう・・・・!
- それによって出血や傷口が発生してしまった場所は、粘膜に大きな腫れが生じる。
- 更に菌などの侵入により、腫れは何もしてなくても歯にあたるくらいまでの大きさになってしまう。
- 一度噛んでしまうと、腫れが引き、傷口が完全に治るまで、細心の注意をはらいながら食事を行う必要がある。
- 何度も同じ場所を噛み続けていると、修復が追いつかずに粘膜が隆起し、そのまま腫瘍になってしまい、稀に、切除手術をしなければならなくなるケースもある。