こんにちは足立区綾瀬の歯医者、新井歯科医院です。
今回は、日常生活における口元の癖について取りあげてみたいと思います。
ぜひチェックしてみて下さい。
口腔習癖、当てはまりませんか?
無意識に行ってしまう癖
- 考え事をしているときなど無意識に下唇を噛んだり、爪や皮膚を噛んでしまう咬唇癖。
- 唇を吸ってしまう吸唇癖。下唇を吸うことで上の前歯が押し出され、出っ歯になったり、上唇を吸うことで受け口のようになってしまうことがある。
- 拇指吸引癖(指しゃぶり)。出っ歯や開咬(歯がかみ合わず開いている状態)などの不正咬合につながる。
- 頬杖をつく、食事中に片方の歯で噛んでしまうなどの行為を無意識に行う態癖。
- 口が開いていることが多いため、口腔内が乾燥し各種トラブルの元になる口呼吸。
- 日常的だったり、食事を飲み込む時などに、舌を前に突き出す、舌突出癖。歯が押されるため出っ歯になりやすい。
悪習癖を続けていると・・・
【乱杭歯、八重歯】
歯が凹凸に生えたり不揃いな状態。頬の吸い込み、口唇の緊張など。
【受け口】
噛んだ時に上の歯より下の歯が前にある。低位舌、口呼吸など。
【開咬】
奥歯は噛んでいても前歯が開いている。指しゃぶり、口呼吸、舌突出癖など。
【出っ歯】
上の前歯が前に出ている。下顎が後退している場合もある。指しゃぶり、口呼吸、舌突出癖など。
【交叉咬合】
噛んだ時に上下の奥歯が横にズレている咬み合わせ。頬杖、横向き寝、片側咬みの癖など。
口腔習癖のセルフチェック
一つでも思い当れば要注意!
- いつも口を開けている
- くちゃくちゃ音を立てて食べる
- 唇が荒れやすい
- カゼをひきやすい
- 猫背
- よく噛んで食べない
- 足のつかないイスで食事をしている
- 水がないと食事ができない
- 舌が食べ物を迎えに行く食べ方
- 硬いものを食べることが苦手
- 舌の先がいつも上または下の前歯の裏に触れている
- 舌の先がいつも上下の前歯の間に触れている
- 唇にグッと力が入っていることがある
- 水を飲み込むときに唇の周りに力が入る
- よく歯に物がつまるのでいつもそこを舌で触っている
- 頬杖をつく
- 寝る時はいつも横向き
- 爪をかむ
- 唇をかむ
- 指しゃぶり
正しい口元
美容と健康は口元から
- 口の中で、いつも舌が上顎に収まっていて(会話や食事以外)口を閉じている人は、頭の前後の重さのバランスがとれている。
舌が上顎以外に触れていたり、口が開いている人は、後頭部よりも顔面の方が重みを持ち、バランスを崩してしまう。 - 唾液に含まれる抗菌成分が、口内の細菌から感染を防いだり(唾液の自浄作用)、歯についた汚れがふやかされ歯磨きで落としやすい状態をつくる。口が開いていると、口内が乾燥し虫歯や歯周病の原因になり、口呼吸をしてしまい、細菌やウイルスが体の中に取り込まれてしまう。
舌が上顎より下に落ちていたり、口が開いている人は、口周りの筋肉のバランスが悪く、たるんだ状態になる。すると滑舌も悪くなり、表情筋をあまり使わずに、ほうれい線などの原因になる。