9月を表す俳句ですが、早口言葉にも取り入れられています。そこで今回は、誤嚥性肺炎予防などの為に取り入れられている早口言葉の様々な効果や、ちょっと難しい・・・?早口言葉を取り上げます。
早口言葉の由来
外郎売り(ういろううり)
日本における早口言葉の起源は平安時代初期に歌われた、早歌(はやうた・そうか)に遡るといわれている。
江戸時代になると民間の庶民文化が発達し、現代の早口言葉と同じ「舌捩り」という言葉遊びが流行。
そのきっかけとなったのが、歌舞伎役者の二代目市川團十郎が享保3年に初演した「外郎売(ういろううり)」という演目。
この演目は現代でも歌舞伎のみならず舞台俳優や声優、アナウンサーなど声を仕事とする職種で発声や滑舌の訓練に使われている。
嚥下機能のトレーニングにも
「早く言わなくては!」と急いでしまうが、脳トレや口腔機能のトレーニングにおいてはまず、しっかりと言うことが重要。
ゆっくりと読む練習の時間を設けるとよい。
滑舌が悪い原因
次の早口言葉を言ってみよう
1.生麦生米生卵 x3回
2.ミルク黒コップ x3回
3.東京特許許可局 x3回
4.よど殿もよど殿なら、ねね殿もねね殿だ x3回
5.お綾や親にお謝り、お綾や八百屋にお謝りとお言い x3回
1と2がうまく言えない➡唇と舌の動きがうまくできていない
3がうまく言えない➡口角が上がっていない
4と5がうまく言えない➡母音をきちんと発音できていない
滑舌を良くするために
・舌と唇の動きを滑らかにする
・口角をきちんと上げる
・母音を正しく発音する
何歳から遊べる?
言葉遊びの楽しさを
言葉の発育には個人差が大きいが、文章を暗記して復唱できるようになるのは5歳前後。
日本語の音をすべて正しく発音できるようになるのは5~6歳頃。これらの発育が進み、様々な音を繰り返し素早く発音できるのが、大体7歳頃だといわれている。
言葉の音の響きを楽しむのに年齢は関係ない。
まだ年齢が小さく、自分で早口言葉を口にするのが難しい場合は、保護者が早口言葉を言ったり絵本を読み聞かせ、早口言葉独特の「音の響きや美しさ」「リズムの楽しさ」を教えてあげるのも良い。
難しい早口言葉
挑戦してみよう
ラバかロバかロバかラバか分からないのでラバとロバを比べたらロバかラバか分からなかった
東京特許許可局長今日急遽休暇許可拒否
輸出車輸出湯輸出酢
左折車専用車線、右折車が逆走