歯周病と脳への影響

すべては患者さんのために 当医院はさまざまな取り組みで再治療や悪循環治療からあなたの大切な歯を守ります。arai-dc.net

新井歯科医院(足立区綾瀬)

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足立区綾瀬の歯医者「新井歯科医院」の歯の豆知識

2020年、歯周病菌が体内に侵入し、認知症の原因物質が脳に蓄積して記憶障害が起きる仕組みが九州大学などの研究チームにより解明されました。その他にも歯周病が与える脳への影響も見られますので注意が必要です。

 

アルツハイマーと関係あり!?

歯周病菌から始まる「メタボリックドミノ」
メタボリックドミノ生活習慣で体に異常が起こると、ドミノ倒しのように次の悪い状態を引き起こし、ついには重篤な病気にまでつながることを表現するものである。

歯周病は、メタボリックドミノの中でも、最初の段階の生活習慣の中にある。

血流の中に歯周病菌が入り込む
歯磨き口の中のケアを怠っていると(フロスをしない、食後に歯を磨かないなど)次第に口の中に汚れが溜まる。

その結果、歯と歯茎の間にできた歯周ポケットとよばれる溝を入口とし、歯周病菌が血流の中に入り込んでしまう。

その歯周病菌の中には、アルツハイマー型の認知症に関係があるといわれているものがある。

 

脳内で作られる「アミロイドβ」

通常は脳内のゴミとして排出されるが…
たんぱく質であるアミロイドβ同士がくっついて、異常なアミロイドβができると、排出されずに脳に蓄積され、健康な神経細胞にアミロイドβがまとわりつく。
そこから出る毒素で神経細胞が死滅すると、情報の伝達ができなくなり、徐々に脳が委縮することになる

蓄積の原因
歯運動不足
運動をすることによって、アミロイドβの蓄積が少なくなることが研究で明らかにされている。

認知的活動の減少
日頃から考える・記憶するなどの認知機能の活用を怠っていると、アミロイドβが蓄積し、認知機能の低下につながる可能性がある。

歯周病菌がアミロイドβの産出・蓄積を促進させるメカニズムが明らかになっている。認知症を防ぐためにも徹底した歯周病予防を!

 

歯周病が脳梗塞の原因に

脳梗塞とは
脳の血管が詰まってしまい、酸素や栄養が届かずに脳細胞が死んでしまう病気。

歯
歯周病との関連性
歯周病菌が出す炎症物質や毒素が歯肉から血管内に入り込み、全身の血管の老化「動脈硬化」を進行させる。脳の動脈硬化が進行すると「脳梗塞」を引き起こし、心臓の動脈硬化が進行すると「心筋梗塞」を引き起こす。
歯周病の人はそうでない人の約3倍、脳梗塞になりやすいといわれている。

この2つの病気は、日本人の死因の上位を占めるものであるため、歯周病を防ぐことが将来の健康管理にとって重要。

 

歯周病チェック

歯以下の様な症状があれば受診を
朝起きたときに、口のなかがネバネバする
歯みがきのときに出血する
硬いものが噛みにくい
口臭が気になる
歯肉がときどき腫れる
歯肉が下がり歯と歯の間にすきまができてきた
歯がグラグラする

歯

歯

歯を失って噛むことができなくなると、認知症になりやすいというデータもあるため、歯周病を予防することは、自分の脳機能を保つためにも必要です。


全身への影響はこちら→ 歯周病の全身への影響

歯周病の治療はこちら→ 歯周病治療